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固体潤滑コーティングは、自動車ウィンドウ・ゴムパッキン、コンベヤーベルト、ゴム手袋など、ゴム製品に幅広く利用され、ゴム表面の滑りやすさが求められます。

ガラスもしくは金属部品とコーティングされた基材 (例えばコンベアベルトなど) との間の摩擦係数 (COF) を小さくするため、固体潤滑コーティングにOrgasol® を添加します。Orgasol® の添加により、摩擦係数が低下し、耐薬品性、耐熱性、耐摩耗性を向上させます。これにより、部品の耐摩耗性を改善させつつ、効率的な固体潤滑コーティングが得られます。

摩擦係数はコーティング表面に露出した粒子の量に依存するので、Orgasol® の平均粒径をコーティング膜厚 (DFT) より大きくする必要があります。

また、Orgasol® のユニークな粒形や非常に狭い範囲に揃った粒度分布も摩擦係数に影響を及ぼします。

Orgasol® のもう一つの特徴は、融点が140℃から210℃までの幅広い範囲から選択可能なところです。このため、コーティング樹脂の硬化温度に準じてOrgasol® のグレードを適切に選択することを推奨します。

コーティングの硬化温度が高温である場合、Orgasol® 粒形や粒径が変化することがあります。

Orgasol® は、アクリル、エポキシ、ポリウレタン、ポリエステルのコーティングに容易に分散します。また、溶剤系、水系、パウダー、100%UV/EB硬化型コーティングに使用できます

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